虎造節保存会は愛媛県文化協会の会員です(平成27年8月より) 2024.5.31更新

公演会・大会のお知らせ

第八回名演会 浪曲・虎造節

虎造節保存会主催による公演会および大会の予定です
◆令和6年11月9日(土) 東京・浅草 木馬亭
浪曲・虎造節 第八回名演会
*新型コロナウイルス感染拡大の状況によりましては、
無観客での開催あるいは延期・中止 になる場合もございます。

平成・令和の名人

トピックス

虎造節 ~第十一回愛媛公演~

(公財)愛媛県文化振興財団文化活動活性化支援事業

 令和6年9月28日(土)、愛媛県松山市の松山市民会館で、「虎造節・第十一回愛媛公演」(愛媛県文化振興財団・文化活動活性化支援事業)を開催しました。10歳~92歳の会員13名が、日頃の練習の成果を披露しました。入会して10年以上のベテランから入会間もない新会員まで、それぞれに熱演しました。

伊丹裕子が曲師として演奏し、富ノ介(10歳)が口演をしての親子共演は、今回で4回目となりました。「三十石船道中」の冒頭のおよそ10分間を台本を見ないで見事に口演し、拍手喝采となりました。

 広沢虎丸の指導による、会場全体で節を練習するコーナーもとても好評で、虎造節の魅力を観客の皆様にも実体験していただきました。

【第1部】
「石松の金毘羅代参」広沢虎光
「名古屋の御難」相原共良
「森の石松三十石船道中・リレー口演」小笠原満喜恵 吉川正紀子 高岡昌司 猪口剛
「お蝶の焼香場」米田順哉
【第2部】
「♪ 虎造節をみんなで唸ってみましょう!♪」広沢虎丸
「森の石松三十石船道中」より俊野富ノ介(十歳)
曲師:伊丹裕子
「石松の金毘羅代参」田部要 土屋誠 田中俊雄 曲師:伊丹裕子
「大石と細井広沢」広沢虎丸
【曲 師】 伊丹 明【音 響】 石原公彦
【撮 影】 長井知則

2024.9.28


第十一回虎造節全国大会
愛媛開催 満員御礼

優勝:吉川正紀子

 令和6年5月25日(土)、愛媛県松山市の松山市民会館小ホールで、第11回虎造節全国大会を開催しました。これまで第1回~第10回大会は、東京・浅草の木馬亭で開催しましたが、今大会は愛媛初開催でした。
 公益財団法人愛媛銀行ふるさと振興基金様に助成事業として認定していただき多大なるご支援を賜りましたお蔭で公演会が開催できましたこと、心より御礼申し上げます。
 大会では、60歳代~80歳代まで5名の出場者が、一人10分の口演で虎造節を競演しました。審査の結果、優勝は吉川正紀子さん(愛媛県・88歳)に決定しました。吉川さんは、今回で二回目の出場でしたが、今年一月に米寿となり、「その記念の年に優勝できてとても嬉しい。百二十歳まで頑張ります」と受賞の喜びを語られました。前大会の末光三郎さんの86歳での優勝の記録を更新し、大会史上、最年長での優勝となりました。また、初の女性の優勝者誕生となり、今大会は、愛媛初開催、最年長、女性初と、「初」づくしの回となりました。
 準優勝は相原共良さん(愛媛県)、三位は土屋誠さん(千葉県)、虎造節保存会奨励賞は、田中俊雄さん(愛媛県)、羽島繫夫さん(愛媛県)となりました。
 優勝者には、副賞として〝馬鹿は死ななきゃ治る米(まい)〟(富山米:てんたかく・無洗米30kg )の目録が贈呈されましたが、これは富山県支部長の森崎俊久さんが毎回、寄贈してくださっているものです。
 また、これまでの大会で日本一になった広沢虎松(漫談と「森の石松三十石船道中」)と、広沢虎仁(「国定忠治 ~忠治二人~」)の口演も披露されました。

【審査員】
八木 健(虎造節保存会創立名誉会長)広沢虎仁(第二回大会優勝)
広沢虎松(第六回大会優勝)広沢虎丸(第八回大会優勝)
米田順哉(第九回大会優勝)広沢虎光(第十回大会優勝)
伊丹 明(一般社団法人日本浪曲協会)
【曲 師】伊丹 明【音 響】石原公彦
【撮 影】長井知則

2024.5.30


二代目広沢虎造60回忌 虎造節名演会

令和5年11月11日(土)、東京・浅草の木馬亭で、「二代目広沢虎造60回忌 虎造節名演会」を開催しました。木馬亭での名演会は、50回忌の公演以来、10年ぶりの開催となりました。

第一部は、広沢虎造先生の生涯を新作の浪曲でご紹介しました。台本の執筆、口演ともに、虎造節保存会の創立名誉会長である八木健が担当し、初お披露目となりました。続いて、虎造先生の最も得意とされた次郎長伝の演目をお聞きいただきましたが、虎松さんにはお得意のオリジナルの漫談と、昭和を代表する名優・渥美清さんの寅さんの啖呵売をご披露いただきました。寅さんの衣装から着物への早替わりも楽しい演出でした。 第二部は、八木健の指導で、会場の皆様と「石松の三十石船道中」の冒頭の節を一緒に唸っていただきました。簡単そうに聴こえる節も実際に声に出してみると、難しさや奥深さを実感できます。次郎長伝より二つの演目をお聞きいただいた後、トリは国定忠治の演目でお楽しみいただきました。

【第一部】

八木 健(虎造節保存会創立名誉会長) 「虎造伝」(新作)
芸能史に輝く二代目広沢虎造の生涯を浪曲でご紹介

米田順哉(第九回全国大会優勝) 「長兵衛の義侠」
医者にかかるお金の工面ができず途方に暮れる勝五郎と石松

広沢虎松(第六回全国大会優勝)  漫談と寅さんと「三十石船道中」
虎松オリジナルの漫談と寅さんの啖呵売と三十石船道中の浪曲の一部を口演

【第二部】

広沢虎丸(第八回全国大会優勝) 「石松と身請山鎌太郎」
評判のいい鎌太郎という人物の度量を測らんと石松が訪ねます

広沢虎光(第十回全国大会優勝)  「石松の最期」
鎌太郎から預かった大事なお金をだまし取られ斬られてしまいます

広沢虎仁(第二回全国大会優勝) 「忠治の唐丸駕籠破り」
罪人を運ぶ駕籠に乗っているのが恩人だと知った忠治は黙っておれません

【曲師】 伊丹 明(一般社団法人日本浪曲協会)

2023.11.11


虎造節 ~第十回愛媛公演~

(公財)愛媛県文化振興財団文化活動活性化支援事業

令和5年9月23日(土)、愛媛県松山市の松山市民会館で、「虎造節・第十回愛媛公演」(愛媛県文化振興財団・文化活動活性化支援事業)を開催しました。9歳~90歳代の会員15名が、日頃の練習の成果を披露しました。このうち、4名は入会して一年以内の新会員でしたが、堂々の口演でした。

昨年、名取となりました曲師の伊丹裕子、伊丹愛子は、それぞれが一つの演目を一人で担当しての演奏が二回目となりました。口演者との間合いの取り方や掛け声のタイミングなど、共演者との息もぴったりの演奏でした。

伊丹裕子が曲師として演奏し、富ノ介(9歳)が口演をしての親子共演は、今回で3回目となりました。大人顔負けの口演に大きな拍手をいただきました。

「愛媛公演」では、今回、初めて入場料をいただいての開催となりましたが、お蔭様で昨年より多くの方にご来場いただきました。ご来場の皆様に、心より御礼申し上げます。 また、富山県支部の森崎俊久様より、会員全員に「馬鹿は死ななきゃなおる米(まい)」の新米をご恵贈いただきました。ご来場の皆さまにも抽選で5名の方に謹呈させていただきました。

【第1部】
「虎造の生涯」八木健
「弥次喜多石松に会う」田部要 広沢虎丸 (音源の採録 : 田部要)
「森の石松三十石船道中」曲師:伊丹愛子
高岡昌司 吉川正紀子 田中俊雄 猪口剛 相原共良
「長兵衛の義侠」米田順哉
【第2部】
「虎造節をみんなで唸ってみましょう!指導:八木健
研修生 : 小笠原満喜恵 羽島繁夫
「森の石松三十石船道中」俊野富ノ介(九歳) 曲師:伊丹裕子
「石松の金毘羅代参」八木健 米田順哉 土屋誠 曲師:伊丹裕子
「石松と身請山鎌太郎」広沢虎丸
【曲 師】伊丹 明【音 響】東山隆司
【撮 影】長井知則

2022.11.24


虎造節 ~第七回名演会~

~弘法大師・空海生誕1250年記念大会~
(第62回伊予銀行地域文化活動助成制度認定事業)

令和5年5月27日(土)、愛媛県松山市の松山市民会館で、「第七回虎造節・名演会」を開催しました。 今年は、弘法大師・空海の生誕1250年にあたることから記念大会となりましたが、株式会社伊予銀行様には、第62回伊予銀行地域文化活動助成制度事業に認定していただきました。多大なるご支援を賜りましたお蔭で公演会が開催できましたこと、心より御礼申し上げます。

【第一部】

八木 健(虎造節保存会創立名誉会長) 「弘法大師・空海(前篇)」(新作)
誕生から学生時代を経て進むべき道を探求し続ける若き日の空海の前半生

米田順哉(第九回全国大会優勝) 「長兵衛の義侠」
医者にかかるお金の工面ができず途方に暮れる勝五郎と石松

広沢虎松(第六回全国大会優勝)  漫談と「三十石船道中」
虎松オリジナルの漫談と三十石船道中の浪曲の一部をご披露いたします

【第二部】

広沢虎丸(第八回全国大会優勝) 「石松と身請山鎌太郎」
評判のいい鎌太郎という人物の度量を測らんと石松が訪ねます

広沢虎光(第十回全国大会優勝)「お民の度胸」
石松を探してやってきた都鳥一家を七五郎の女房お民が啖呵で追い払います

広沢虎仁(第二回全国大会優勝)「忠治の唐丸駕籠破り」
罪人を運ぶ駕籠に乗っているのが恩人だと知った忠治は黙っておれません

【曲師】 伊丹 明(日本浪曲協会)  【音響】 東山隆司 【撮影】 長井知則

2023.5.27


愛媛県文化協会創立三十周年記念表彰

愛媛県文化協会創立三十周年記念誌
八木健(八十三歳)虎造節保存会創立名誉会長

 

 愛媛県文化協会の創立三十周年記念式典が、5月16日、松山市道後の愛媛県県民文化会館で開催された。2023年度の地域文化功労賞の三個人、奨励賞の二個人とともに、創立三十周年を記念して、協会の発展に尽力した個人と団体が表彰された。
 コロナ禍により、この数年、文化協会の総会や式典も中止となっていたが、今回は、約150人が出席しての久しぶりの開催となった。オープニングアクトとして、愛媛交響楽団による演奏も披露され、これまでにない演出での式典となった。
 愛媛県文化協会は、平成2年に「第5回国民文化祭」が愛媛県で開催されたことを契機に、文化団体の育成とネットワークづくりを目的として、平成4年11月に発足した。県民総合文化祭の開催や機関紙の発行、顕彰事業などを通じて文化活動の活性化と県民文化の振興を図っている。
 現在、合唱、吹奏楽、バレエ、日舞、演劇、能楽、文楽、俳句、川柳、連句、書道、華道、茶道など38の団体が活動している。今回、虎造節保存会の浪曲の活動が評価され、創立名誉会長の八木健が三十周年記念功労者として表彰された。

写真左:愛媛県文化協会創立三十周年記念誌
写真右:八木健(八十三歳)虎造節保存会創立名誉会長

2023.5.16


虎造節 ~第十回虎造節全国大会~

優勝:末光三郎

 令和4年11月12日(土)、浅草の木馬亭で、第10回虎造節全国大会を開催しました。コロナ禍により、3年ぶりの開催となりましたが、40歳代~80歳代まで6名の出場者が、一人10分の口演で虎造節を競演しました。審査の結果、今大会の優勝は末光三郎さん(愛媛県)に決定しました。末光さん(86歳)は、これまでの大会で、9回の最多出場であり、最も年長での優勝となりました。準優勝は西山龍さん(三重県)、三位は高岡昌司さん(愛媛県)、敢闘賞が相原共良さん(愛媛県)、殊勲賞が吉川正紀子さん(愛媛県)、技能賞が中岡英隆さん(東京都)となりました。
 優勝者には、副賞として〝馬鹿は死ななきゃ治る米(まい)〟(富山米:てんたかく・無洗米30kg)が、贈呈されましたが、これは、富山県の森崎俊久さんが寄贈してくださったものです。  また、これまでの大会で日本一になった広沢虎仁(「国定忠治 唐丸駕籠破り」)、広沢虎松(浪曲漫談と「森の石松三十石船道中」)、広沢虎丸(「大石と細井広沢」)、米田順哉(「石松の金毘羅代参」)の口演も披露されました。

【審査員】
東家三楽
港家小柳丸
竹内 実
広沢虎仁
広沢虎松
広沢虎丸
米田順哉
八木 健
日本浪曲協会会長
日本浪曲協会理事
元NHKプロデューサー
第二回虎造節全国大会優勝
第六回虎造節全国大会優勝
第八回虎造節全国大会優勝
第九回虎造節全国大会優勝
虎造節保存会創立名誉会長
【曲 師】
伊丹 明

2022.11.24


日本初!浪曲カラオケ 好評販売中!

「地域の文化祭やクラス会などの余興で浪曲の口演をしたいが身近に曲師がいないので浪曲ができない」というお声をよく聞きます。そんな時にこのカラオケがあれば浪曲の口演も本格的になります。 現在、五つの演目が完成しています。

・三十石船道中
・金比羅代参
・石松の最期
・左甚五郎 龍刻み
・虎造伝①②
※新作浪曲 カラオケ 5000円
(一演目収録、送料・税込み)

虎造節保存会事務局
☎090-8287-1390 FAX089‐957‐1155


虎造節口演用「完全台本」制作 好評販売中!

虎造節保存会では、虎造節を後世に継承していくために、愛好家や浪曲師が 虎造の演目を口演できるよう、虎造による口演の全演目について口演内容を 聴き起し、完全台本を制作する作業を進めております。 このほど、下記の演目を制作致しました。 文字サイズは16ポイント縦書きで読みやすく、台本にはSP音源CDを付録として添付しています。
口演用完全台本 3000円(一演目収録、送料・税込み)

【完全台本制作完了・販売演目】

東海道膝栗毛弥次喜多道中
左甚五郎龍刻み
吹雪峠
マライの虎
若き日の石松
坂本龍馬

~森の石松伝~
石松の金毘羅代参
石松の三十石船道中
石松と身請山鎌太郎
石松と都鳥一家
石松と小松村七五郎
閻魔堂の騙し討ち
お民の度胸
石松の最期
本座村為五郎(前編)
本座村為五郎(後編)

~清水次郎長伝~
秋葉の火祭り(前編)
秋葉の火祭り(後編)
吉良の仁吉 荒神山の決闘
名古屋の御難
勝五郎の義心
長兵衛の義侠
お蝶の焼香場(前編)
お蝶の焼香場(後編)
久六とおしゃべり熊
次郎長の計略
大野の宿場
次郎長代官斬り
~天保水滸伝~
洲崎政吉 妻子別れ

~国定忠治伝~
忠治の唐丸駕籠破り(前篇)
忠治の唐丸駕籠破り(後篇)

*実物のサイズは見開きB5の大きさです

他全90演目が完成しました。
上記以外の演目は事務局まで
お問合せください。

2014.9.28

一世を風靡した 二代目 廣澤虎造

東京府東京市芝区白金に生まれた。
少年時代から浪花節が好きで、「東川春燕」と名乗り街の人気者となる。
19歳で上方の浪曲師二代目広沢虎吉に弟子入りし23歳で二代目広沢虎造を襲名した。

八木健虎造節を語る

八木健 創立名誉会長が動画を用いて、虎造節の魅力を皆様に解説
虎造節の歯切れの良さ ・虎造の声の小ささの効用 ・虎造節の立体的な浪曲
・虎造節の練習方法 ・虎造の息の長さについて ・虎造の息の長さについて2
・廣澤虎造の魅力

山折哲雄先生 浪曲を語る

聞き手:八木健(虎造節保存会創立名誉会長)
~平成28年8月7日(日)三井ガーデンホテル京都四条にて収録~

・浪曲の源流は宗教音楽 ・浪曲の根底に死生観
・義理と人情の世界 ・虎造節の源流にひとり芝居

伊丹裕子先生の浪曲三味線教室

三味線を持ったことのない方でも初歩からご指導いたします。

虎造節保存会事務局へのお問い合わせ

当会では、虎造節の素晴らしさに触れていただくために、定期公演と併せて、「出前口演」も実施しております。
各地の催し物、祝いの会などでの口演依頼も承っておりますので、お気軽にお問合せください。